組合員の相互扶助を基本理念とした組織です。
同じような組織に信用金庫(信金)、農業協同組合(農協)、漁業協同組合(漁協)、消費生活協同組合(生協)等々があります。
共通するのは出資金を一口以上出捐(シュツエン)※していただいた組合員で構成され、組合員のための事業活動を行なっているということです。
※出捐(シュツエン):当事者の意思に基づいて金品を差し出す行為。信用組合の歴史は、100年前の明治33年(1900年)に中小零細の商工業者や農民などの金融面の調整を図るために制定された「産業組合法」が原点となります。協同組織のニーズは、この法律施行以前からありました。二宮尊徳の報徳社や先祖株組合がそれです。
その後、協同組織は大正・昭和のいくたの変遷を経て、昭和24年(1949年)に「中小企業等協同組合法」へと結実しました。この法律を根拠として生まれたのが「信用組合」です。
現在、「信用組合」の役割は、「小さいけど会社をつくりたい」「社会の役に立ちたい」「いまの事業を大きくしたい」「もう少し豊かな生活をしたい」などの夢や希望を持っている人々のための金融機関となっています。
このような「~したい」人々のために同じ地域(地域)、同じ職業(業域)、同じ組織(職域)のコミュニティにいる人々によって「お金」に余裕のある人がお金を必要とする人へ、お互いに融通しあうシステムを確立しました。
その真ん中にあるのが信用組合です。現在では全国に展開しています。
21世紀の信用組合のキーワードは「ネットワーク」と「フットワーク」。
どちらも社会(コミュニティ)には欠かせません。
ネットワークを補完するのがフットワーク。
信用組合はコミュニティを大切にします。そのためコミュニティの中をかろやかにかけめぐる、フットワークの良さが自慢です。
組合員の豊かな生活の実現のために、バイクでかけめぐっている姿がそれです。宮沢賢治の詩のとおり、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」、集金やお金の相談を求め、みなさまの事業所やご家庭へおじゃまする毎日です。
フットワークには、集金やお金の相談といったほかに「情報収集」、「情報提供」といった面もあります。もっと大事なのは「情報」を得て、お客様へフィードバックすることです。
フットワークで得た「情報」はネットワークに反映していきます。だからネットワークとフットワークは信用組合のキーワード、いや生命線ともいえるでしょう。